【プロ野球】現役ドラフトとは?仕組み・ルールを解説!

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日本野球機構(NPB)の移籍制度である「現役ドラフト制度」について解説していきます!

プロ野球の現役ドラフトの仕組み・ルールについて詳しく知ることで、現役ドラフトの結果や移籍した選手の活躍などをより楽しむことができます!

この記事でわかること
  • プロ野球 現役ドラフトの仕組み

現役ドラフトとは?

概要

現役ドラフトとは、2022年より開始した現役選手を対象とした移籍制度のことです。

現役ドラフトを行う目的は、各球団の出場機会に恵まれない若手~中堅選手の移籍を活性化させることです。

各球団は、自チームで出場機会が限られている選手をリストアップし、他球団がその選手を指名して移籍します。

本制度は、日本プロ野球選手会がMLB(メジャーリーグ)が導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考に実施を希望しました。

「ルール・ファイブ・ドラフト」
MLBで導入されている移籍制度で、マイナーリーグでの飼い殺しを防ぐため他球団の現役選手を指名して獲得できる。(ただし、指名対象外となる条件があるため全選手から指名できるわけではない)

現役ドラフトによる移籍によって環境が変わり、活躍する選手も出てきていることから注目を集めています!

2024年度の実施日は、2024年12月9日(月)です!

現役ドラフトの仕組み・ルール

現役ドラフトの仕組み・ルールを解説していきます!

対象選手の条件

対象選手は、以下の条件から外れている選手となります。
各球団は対象選手を最低2名リストアップする必要があります。

対象外選手の条件
  • 複数年契約を結んでいる選手
  • 来季の年俸が5000万円以上
    (ただし、1名に限り年俸5000万円以上1億円未満の選手を対象とすることができる)
  • FA権を保有している or 行使したことがある
  • 育成選手
  • 前年シーズン終了翌日以降にトレードで獲得した選手
  • シーズン終了後に育成から支配下契約となった選手
  • 前年のドラフト会議で指名された新人選手
  • 外国人選手

なお、対象選手に「来季年俸5000万円以上1億円未満の選手」を1人挙げた場合、5000万円未満の選手を追加して、計3人以上をリストアップする必要があります!

現役ドラフトの対象選手は、選手に配慮するため非公開となっており、移籍が決定した選手のみ発表されます!

指名の仕組み

現役ドラフトでは、各球団最低1名の選手を指名する必要があります!そのため、各球団で必ず選手が出入りする形となります!

現役ドラフトの指名は通常のドラフト会議とは異なる仕組みを採用しています。

現役ドラフトの仕組み
  1. 各球団が対象選手リストから獲得希望選手を投票する
  2. 最も多くの票を集めた球団が最初の指名権を得る
  3. 指名権を得た球団が選手を指名する
  4. 指名権は選手を指名された球団に移り、指名を行う
    ※すでに指名済みの球団から獲得された場合、指名していない残りの球団で、最初の投票の際に得票が多かった球団に指名権が移る
  • 11番目に指名する球団は必ず12番目に指名する球団から指名
    これにより、全球団が必ず1人を指名し、1人を指名される
  • 希望する球団で2巡目指名を行う

最初の投票で最多得票となるためには、人気となる選手をリストアップする必要があるので各球団がどの選手を対象とするのか編成動向などが注目されます!

まとめ

今回は、日本のプロ野球の現役ドラフトについて以下の点を中心に解説してきました!

  • 現役ドラフトの仕組み・ルール
    • 対象選手の条件
    • 指名の仕組み

過去2回の実施によって、環境が変わりブレイクした選手が多数いました!

しかし、移籍後も出場機会を得ることができず戦力外になる選手がいること、対象となる選手が少ないことなど改善の余地があることも指摘されています!

どの選手が移籍するのかだけでなく、移籍した選手はどのような成績を収めるのかも見どころであり、シーズン中も楽しむことができます!

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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