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【プロ野球】戦力外通告とは?期間や通告された選手の進路を解説!

プロ野球
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日本プロ野球でオフシーズンが近づいてくると各球団から発表される「戦力外通告」について解説していきます!

プロ野球の戦力外通告の内容について詳しく知ることで、オフシーズンの各球団の動向に注目することができます!

この記事でわかること
  • プロ野球 戦力外通告の内容

戦力外通告とは?

概要

戦力外通告とは、各球団が所属している選手に対して「来シーズンの戦力構想から外れている」旨を宣告するものです。(事実上のクビ通告となります)

戦力外通告を行う目的は、支配下登録選手の上限が70人と決まっており、ドラフトなどで選手を新規獲得するための枠を空けるためです。

戦力外通告の対象となる要因としては以下が挙げられます。

  • 身体能力の低下による成績低迷
  • 将来性が見込めない
  • 年俸など金銭面の問題
  • 守備位置や起用法などの重複

通告期間

戦力外通告は、2度に分けて実施されます。

戦力外通告の期間
  • 第1次通告:二軍の全日程終了翌日からクライマックスシリーズ開幕前日まで。ただしファーストステージ敗退の2球団のみ、最後の試合の翌日まで。
  • 第2次通告:クライマックスシリーズ全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで。ただし日本シリーズ出場チームは日本シリーズ終了の5日後まで。

この期間に実施される理由としては、支配下登録選手の契約期間は毎年2月1日から11月30日までと決められているためです。

選手との契約が切れる前に戦力外であることを通告する必要があります。

2024年の通告期間は、以下となります。
第1次通告:9月30日~10月11日
第2次通告:10月22日~11月4日

通告を受けた選手の進路

戦力外通告を受けた選手の進路は主に以下となっています。

  1. 引退
  2. 自由契約
    1. 育成選手契約
    2. 合同トライアウト
    3. 独立リーグ・社会人野球

進路①:引退

現役を続ける意思がない場合、契約期間が終了した時点で現役引退となります。

引退後のセカンドキャリアの例としては、以下のとおりです。

  • NPB関係:監督・コーチ・スタッフ・球団職員など
  • その他野球関係:NPB以外の監督/コーチ・解説者・評論家など
  • 野球関係以外:一般企業就職・起業独立・公務員など

「2023年に戦力外・引退となった選手の進路結果」

内訳人数割合(%)
NPB関係:監督・コーチ・スタッフ・球団職員など9360.78
その他野球関係:NPB以外の監督/コーチ・解説者など4730.72
野球関係以外:一般企業就職・起業独立・公務員など85.23
未定・不明:進路未定・不明53.27
NPB公式サイトより引用

セカンドキャリアとして、ほとんどの選手が「野球関係」の進路を選択しています。

進路②:自由契約

現役を続ける意思がある場合、12月の最初に自由契約選手として公示されます。

自由契約となった選手は、この時点から自由に移籍先球団を探すことができます。

実績のある選手や補強ポイントにマッチする選手は、他球団からオファーを受けて移籍します。

他にも自由契約後の進路としては以下があります。

育成再契約

年齢の若い選手やトミー・ジョン手術など復帰に時間のかかる手術を受けた選手などは、育成選手として球団と再契約するパターンがあります。

育成選手は3年で契約期間が終了し、自動的に自由契約となるため再契約が必要です。

育成選手となった場合、翌シーズンの7月末までの支配下登録を目指すことになります。

合同トライアウト

現役続行を目指し、シーズンオフに開催される「12球団合同トライアウト」に参加するパターンです。

合同トライアウトは、各球団の首脳陣やスカウトが視察に来る入団テストで、現役続行の最終手段となっています。

トライアウトで活躍することでオファーを受ける可能性がありますが、狭き門となっています。

2024年の開催日は、11月14日@ZOZOマリンスタジアムです。

独立リーグ・社会人野球

独立リーグ社会人野球のチームからオファーを受けるパターンです。

独立リーグに所属しながらNPB復帰を目指す選手も増えてきています。

社会人野球に関しては、引退後も会社に勤め続けることができるため、将来の不安を無くすために選択する選手もいます。

まとめ

今回は、日本のプロ野球の戦力外通告について以下の点を中心に解説してきました!

  • 戦力外通告の内容
    • 通告期間
    • 通告を受けた選手の進路

合同トライアウトなどはテレビ番組で取り上げられるようになり、関心を集めるようになってきています。

選手にとっては人生の大きなターニングポイントであり、納得するような形で現役生活を全うできる選手は限られているのかもしれません。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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