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【MLB】ルール5ドラフトとは?仕組み・目的・日本の現役ドラフトとの違いを徹底解説!

ルール5ドラフト 野球ファン向け
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MLBのルール5ドラフトは、マイナーに埋もれた選手へ新たなチャンスを与える独自の制度です!

40人ロースターと密接に関わる仕組みのため、オフシーズンの動向を左右する要素でもあります。

指名された選手は原則として1年間メジャー登録が義務付けられる点が大きな特徴です!

この制約があることで、各球団は即戦力になり得る投手を中心に指名する傾向があります。

本記事では、ルール5ドラフトの仕組みやNPBの現役ドラフトとの違いをわかりやすく解説していきます!

この記事でわかること
  • ルール5ドラフトの仕組み
  • 活躍した選手例
  • NPBの現役ドラフトとの違い

ルール5ドラフトとは

ルール5ドラフト(Rule 5 Draft)とは、MLBにおいて他球団に所属するマイナー選手を指名・獲得できる制度です!

有望な若手選手が40人ロースターに入れないまま、マイナーリーグで出場機会を失う「飼い殺し状態」を防ぐために導入されました!

名称は、MLB公式規約の第5条に規定されていることに由来します。

目的

この制度の最大の目的は、メジャーでの出場機会に恵まれないマイナーリーガーに新たなチャンスを与えることです!

他球団への移籍を可能にすることで、選手のキャリア形成を促進します。

球団側もロースター管理や契約判断を迫られるため、結果的に選手保護と契約交渉の透明性向上につながっています。

また、球団が有望株を囲い込むことを防ぎ、戦力の偏りを是正する狙いもあります!

結果としてMLB全体の戦力均衡と競争力向上につながります。

開催日程と特徴

ルール5ドラフトは、例年12月に行われるウインターミーティング最終日に開催されます!

指名は前季の勝率が低い球団から順に行われ、メジャーリーグ・フェイズとマイナーリーグ・フェイズに分かれています。

参加には40人ロースターに空きが必要なため、全球団が必ず指名するわけではありません

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

チーム編成の問題で、能力はあるのに出場機会がない選手にとっては心機一転するチャンスとなります!

ルール5ドラフトの指名対象選手

対象条件
  1. 40人ロースター外のマイナー契約
  2. 在籍年数
    • 18歳以下で入団:5シーズン以上経過
    • 19歳以上で入団:4シーズン以上経過

MLBのルール5ドラフトで指名対象となるのは、40人ロースターに登録されていないマイナー契約選手です!

すでに40人枠に入っている選手(メジャー契約選手)は対象外となり、各球団は有望株の流出を防ぐため、事前に40人枠へ昇格させる対応を取ります。

在籍年数による指名条件

指名対象となるには、プロ入り後の在籍年数が一定以上である必要があります!

18歳以下で入団した選手は5シーズン以上、19歳以上で入団した選手は4シーズン以上が経過していなければ指名できません。

そのため、入団直後や育成途中の若手選手は対象外となります。

シーズン途中でDFAとなり40人枠を外れても、在籍年数条件を満たさなければ対象にはなりません。

国際FA選手・マイナー契約選手の扱い

国際FA(ドミニカ共和国やベネズエラなど)で契約した選手も、マイナー契約かつ40人ロースターで、在籍年数条件を満たせば指名対象となります!

ドラフト指名選手と国際FA選手で扱いに違いはなく、「契約年齢」と「在籍年数」が判断基準となります。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

条件を満たすと自動的に指名対象選手となります!

ルール5ドラフトの仕組み

ルール5ドラフトは、メジャーリーグ・フェイズマイナーリーグ・フェイズの2段階で行われます!

いずれも40人ロースター外の選手を対象とし、指名順は前季勝率の低い球団からとなります。

メジャーリーグ・フェイズの特徴

メジャーリーグ・フェイズでは、40人ロースターに空きがある球団のみ指名可能です!

指名した球団は指名料10万ドルを元所属球団に支払い、翌シーズンを通して26人のアクティブ・ロースターに1年間登録する義務があります。

負傷者リスト入りは認められますが、登録日数が90日に満たない場合は翌年に不足分の登録義務が繰り越されます

アクティブ・ロースターから外す場合はウェイバー公示が必要で、獲得球団がなければ5万ドルを返還して元所属球団へ戻されます

マイナーリーグ・フェイズの特徴

マイナーリーグ・フェイズ(トリプルAフェイズ)では、AAAリザーブ枠に空きがある球団が指名できます!

指名料は2万4,000ドルで、メジャーリーグ・フェイズのようなロースター登録義務はありません。

主にAA以下に所属するマイナー契約選手が対象となります。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

ルール5ドラフトで移籍した選手が途中でトレードされた場合も、トレード先球団がロースター登録義務を引き継ぐ点が大きな特徴です。

近年の傾向

近年のルール5ドラフトでは、中継ぎやリリーフ投手が多く指名される傾向があります!

これは、短いイニングでの起用が可能で、アクティブ・ロースター義務を満たしやすいためです。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

球種や球速など「即戦力になりやすい武器」を持つ投手は、球団の狙い目になりやすいといえます。

ルール5ドラフトの成功例

ここでは、ルール5ドラフトによる移籍によって出場機会を得て、活躍した選手の事例を紹介していきます!

① ロベルト・クレメンテ

1954年にこの制度によるパイレーツへの移籍で出場機会を得て、シーズンMVPをはじめ、4度の首位打者、12度のゴールドグラブ賞など、数々のタイトルを手にしました!

1973年にアメリカ野球殿堂入りを果たすなど、歴史的名選手となっています。

また、積極的な慈善活動を行っていたことから、野球のフィールド内外での卓越した人格と地域社会への貢献、慈善活動を称えるMLBの賞としてロベルト・クレメンテ賞が設定されています。

② ヨハン・サンタナ

1999年にツインズに移籍した後、サイ・ヤング賞を2度受賞するエースへと成長しました!

2000年代を代表する投手の1人であり、2006年のWBCにもベネズエラ代表として出場しています。

③ ホセ・バティスタ

2003年にオリオールズへ移籍し、メジャーデビューを果たしています!

その後、3球団を渡り歩き、2008年にトレードでブルージェイズへ移籍。

2010年に54本塁打を放ち、ホームラン王を獲得するなどの活躍を見せました。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

ルール5ドラフトで移籍したことがある選手の中には、NPBに在籍したことがある選手もいます!

NPBの現役ドラフトとの違い

NPBの現役ドラフトはルール5ドラフトを参考にスタートしました!

それぞれの制度について比較しています。

項目MLB:ルール5ドラフトNPB:現役ドラフト
目的マイナーに埋もれた若手選手の保護・出場機会の確保出場機会に恵まれない現役選手の移籍活性化
導入時期1900年代初頭2022年から
対象選手40人枠外のマイナー選手
(年数条件あり)
球団がリストアップした選手
(年俸条件あり)
指名参加の強制強制なし(40人枠に空きが必要)全12球団が必ず参加
指名人数任意(指名しない選択も可)放出1名以上・獲得1名以上が必須
指名コスト前所属球団に10万ドル支払い金銭補償なし
指名後の義務翌1シーズン26人枠登録が必須登録・起用義務なし
出場機会の保証高い(ロースター維持義務あり)保証なし
ロースターから外す場合ウェイバー後、元球団へ返還
(5万ドル返金)
制限なし

ルール5ドラフトでは条件を満たした選手は全員対象選手になりますが、現役ドラフトでは条件を満たした選手を数名、対象選手として球団が選出する点が大きな違いです!

MLBでは1年間アクティブ・ロースターに置く必要があり、選手は出場機会を得やすくなります。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

現役ドラフトはまだまだ始まったばかりの制度なので、移籍活性化に向けさらなる充実化が期待されています!

まとめ

今回は、MLBのルール5ドラフトについて以下を中心に紹介してきました!

  • ルール5ドラフトの仕組み
  • 活躍した選手例
  • NPBの現役ドラフトとの違い

MLBのルール5ドラフトは、40人ロースター外の選手に新たな出場機会を与える重要な制度です。

一定年数を経過したマイナー選手が対象となり、球団の囲い込みを防ぐ役割を果たしています。

指名された選手は原則1年間メジャーのアクティブロースターに置く義務があります。

この制約により、球団は即戦力となる投手を中心に慎重な指名を行う傾向があります。

実際にヨハン・サンタナなど、ルール5ドラフトを機に飛躍した成功例も存在します。

NPBの現役ドラフトと比べても、選手保護と出場機会確保の色が強い点が特徴です。

制度の仕組みを理解することで、MLBのロースター戦略やオフシーズンの動きがより楽しめます。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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