中東・ドバイを拠点に誕生した「ベースボール・ユナイテッド」は、野球新興地域での市場開拓を掲げる注目のプロ野球リーグです!
メジャーリーグで活躍した海外スター選手が数多く参加するだけでなく、各国の未開拓地域から選手を育成する「Super 16」制度も導入しています!
さらに日本からも現役や元プロ選手が参加する予定です!
サッカーとクリケットが主流の中東で野球が定着するかどうか、その挑戦と可能性に世界中のファンが大きな関心を寄せています!
本記事では、ベースボール・ユナイテッドの参加チームや独自ルール、注目ポイントをわかりやすく解説していきます!
- ベースボール・ユナイテッドの概要
- 参加チームと特徴
- 独自ルール
- 注目ポイント
ベースボール・ユナイテッドとは
ベースボール・ユナイテッド(Baseball United)は、中東と南アジアを拠点とする新しいプロ野球リーグです!
UAE(アラブ首長国連邦)のドバイを中心に活動し、インドやパキスタン、サウジアラビアなどの地域にも展開予定です!
2023年11月にお披露目イベント「ショーケース」を開催し、MLBやNPB経験者を含む選手たちが集まり注目を集めました!
設立背景・目的
このリーグを設立したのは起業家のカッシュ・シェイク氏で、マリアノ・リベラ氏やバリー・ラーキン氏といった元MLBスターも共同創設者・アンバサダーとして参加しています!
これまで野球になじみのなかった中東・南アジアにスポーツ文化としての野球を広め、国際的なビジネスとして発展させ、地域全体での野球人気拡大を狙っています。
2025年シーズン(1stシーズン)
注目の2025年シーズンは、11月14日から12月14日まで開催予定です!
(詳細は公式サイトをご確認ください。)
参加チームは、計4チームとなります!
- アラビア・ウルブズ(UAE・ドバイ)
- ミッドイースト・ファルコンズ(UAE・アブダビ)
- ムンバイ・コブラス(インド・ムンバイ)
- カラチ・モナークス(パキスタン・カラチ)
レギュラーシーズンは各チーム3試合ずつ総当たりで対戦し、計18試合が予定されています!
最後に上位2チームが「ユナイテッドシリーズ」で王者を争います!
専用球場「Baseball United Ballpark」がドバイに建設され、本格的なプロ野球の舞台が誕生します!

専用球場はヤンキースタジアムとセンター・両翼までの距離、形も同じになっています!
参加チームと特徴
2025年時点で、ベースボール・ユナイテッドには、以下の4球団が加盟しています!
- ムンバイ・コブラス(インド・ムンバイ)
- カラチ・モナークス(パキスタン・カラチ)
- アラビア・ウルブズ(UAE・ドバイ)
- ミッドイースト・ファルコンズ(UAE・アブダビ)
いずれも2023年設立で、中東と南アジアの主要都市を拠点とするチームです。
チーム編成の特徴
選手は「ベースボールユナイテッド・プレーヤープール」に登録された約200名からドラフトで指名されます!
登録選手はMLB、NPB、KBOなどのトップリーグ経験者が中心です!
2023年のドラフトでは、各球団16名(投手8名、野手13名)を指名し、最終的には1チームあたり20名程度のロースターを編成していました。
「Super 16」という育成枠もあり、野球未開地域の若手有望選手を育てる役割も担っています。
また、新たな選手発掘のためのトライアウトも実施されています!
日本ではTBSテレビが協力する形で、2025年7月に「ドバイプロ野球トライアウト『PLAN D』」が開催されました!

2025年のロースターも発表されており、公式インスタグラムなどで確認できます!
年俸について
ベースボール・ユナイテッドに所属する選手の年俸は公表されていないようです。
年俸は選手の実績や市場価値に応じて異なるので、MLB経験者の年俸は高額であると予想されます。

サッカーでは中東のチームがスター選手に高額オファーを出しているように、野球人気が高まってくると高額オファーが出てくるかもしれません!
MLB・NPBとの違い
ベースボール・ユナイテッドとMLB・NPBの違いについて紹介します!
シーズン規模
MLBやNPBが年間100試合以上の長いシーズンを戦うのに対し、ベースボール・ユナイテッドは創設期ということもあり、短期間のシーズンやトーナメント形式で運営されています!
まだ発展途上のため、試合数は少なめで「イベント色」が強いです!
独自ルール
通常の野球と基本は同じですが、試合を盛り上げるための独自ルールが導入されています。
- マネーボール打席
- 監督が宣言すると、その打席での本塁打は得点が2倍になる。(タイムリーは2倍にならない)
- 最大で「8点ホームラン」も可能で、劇的な展開を生みます。
- Dランナー(指名ランナー)
- 代走専門の選手を1試合で3回まで使える仕組み。(1イニングでは1回のみ)
- 代走を出された選手は、次の回の守備から再び試合に出場できる。
- 走塁だけで活躍できる選手の存在を可能にし、戦略の幅が広がります。
- 延長戦なし
- 9回で同点の場合はホームランダービーで決着。
- 2人の打者が10球ずつ挑み、本塁打数で勝敗を決める。
- 同点の場合、サドンデスの1スイング勝負で決着。
興行面の工夫
従来のプロ野球よりも「観客が楽しめる仕掛け」に重点を置いています!
試合前にインスタグラムでスタメンを発表するなど、SNSを活用した演出が特徴的です!
さらに「Super16制度」で野球未開拓地域の有望選手を育成する仕組みも導入し、新しいファン層の拡大を狙っています!
注目ポイント
ベースボール・ユナイテッドの注目ポイントを紹介します!
- 海外スター選手の参加
- MLBで活躍した元スターや有名OBが参戦。
- トップレベルのプレーを観られる特別な舞台に。
- 新市場での野球ビジネスの可能性
- サッカー・クリケットが主流の中東や南アジアで、野球という新たなスポーツビジネスを開拓。
- 野球未開拓地域でのファン獲得戦略
- 「Super16制度」により、インド・パキスタン・アフリカなど未開拓地域の選手を積極的に起用。
- 自国出身のスター誕生を通じて、ファンの共感と熱狂を育成。
日本人選手
ベースボール・ユナイテッドには、日本人選手も続々と参戦が発表されています!
2025年のロースターには、今年3月に現役を引退した中島宏之選手や川崎宗則選手といった往年のスターに加え、現役選手も名を連ねています。
DeNA球団スタッフとして活動する平田真吾投手、オイシックスの薮田和樹投手や笠原祥太郎投手、さらにDeNAの高卒1年目の田内真翔選手や吉岡暖投手といった若手も登録されました。
また、2月に行われたUAEシリーズでの出場に引き続き福田秀平選手も登録されています。
また、トライアウトからも複数名の選手が登録される予定です!
ベテランから若手まで幅広い日本人選手が挑戦することで、国際舞台での新たなキャリアや野球の広がりが注目されています!
まとめ
今回は、中東で誕生したプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」について以下を中心に紹介してきました!
- ベースボール・ユナイテッドの概要
- 参加チームと特徴
- 独自ルール
- 注目ポイント
中東・ドバイを拠点に誕生した「ベースボール・ユナイテッド」は、メジャー経験豊富な海外スター選手の参加で大きな注目を集めています!
各国の未開拓地域から人材を育成する「Super16」枠を設け、新市場での野球人気拡大やファン獲得を狙う戦略も特徴的です。
さらに日本からは現役や元プロ選手が挑戦し、トライアウトを経てベテランから若手まで幅広い顔ぶれがロースターに加わりる予定です。
サッカーとクリケットが主流の地域で野球文化を根付かせられるか、この新リーグの挑戦と今後の展開は大きな注目を浴びています。
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
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