MLBでは「魚雷バット(トルピードバット)」が注目を集めています!
2025年シーズン開幕直後からヤンキースが使用し、ホームラン量産したことで着目されるようになりました!
バットの芯を手元寄りに移動させた独特な形状が打球の飛距離を伸ばすとされ、日本プロ野球でも使用が解禁されました!
本記事では、魚雷バットの仕組みやメリット、選手の反応、今後の展望について詳しく解説します!
- 魚雷バット(トルピードバット)の概要
- 魚雷バット(トルピードバット)による影響
魚雷バット(トルピードバット)とは
登場の背景
魚雷バット(トルピードバット) は、MLBで注目を集めている革新的なバットです!
名前の由来は、その独特な形状が魚雷(トルピード)に似ていることから。
開発者は、マサチューセッツ工科大学で物理学の博士号を持つアーロン・リーンハート氏です。
彼はヤンキースのアナリストとして選手のスイングデータを分析する中で、打者の多くがバットの中心よりも手元寄りでボールを捉えていることに着目しました。
この発見から、芯の位置を従来の先端寄りから手元寄りにずらすという発想で「魚雷バット」が誕生しました。
通常のバットとの違い
魚雷バット(トルピードバット)は、中心部が最も太く、両端が細くなる構造で、ボウリングのピンに例えられることもあります!
従来のバットに比べ、スイートスポットが広くなり、ミート率や飛距離の向上が期待できるとして注目を集めています。
MLBで話題になった理由
魚雷バットは、ヤンキースが2025年の開幕戦で1試合9本塁打、開幕から4試合で18本塁打という記録的な成績を収めたことで注目を集めました!
特にレギュラーの5選手がこのバットを使用しており、斬新なデザインと話題性のあるネーミングから、瞬く間にメディアでも取り上げられました。
このバットの使用者であるヤンキースのスタントン選手は「なぜ誰も今まで思いつかなかったのか」と絶賛し、昨季のポストシーズンでも好成績を記録しています。
一方、ヤンキースのジャッジ選手やドジャースの大谷翔平選手のようなスター選手は従来のバットを使用し、好調を維持しており、「今のままでいい」と慎重な姿勢も見せています。
魚雷バットは選手の選択肢の一つとして広まりつつあります。
ルール上の扱い
魚雷バットは、公認野球規則で定められた「最も太い部分の直径2.61インチ(約6.6cm)以下、長さ42インチ(約106.7cm)以下」という基準を満たしており、正式な使用が認められています!
日本でもプロ野球規則委員会が魚雷バットの使用を即日容認しています!
条件を満たしたバットには公認シールが貼られ、すでに選手の使用が可能となっています。

日本で容認されたことで、さっそく打撃練習で試打してみる選手も多くいました!
魚雷バット(トルピードバット)のメリット
メリット
- ミート率UP
- バレル(芯)の位置を手元寄りにすることで、実際に打者がよく当てるポイントと一致しやすく、ミート率が向上する。
- スイングスピードの向上
- 先端を細く軽量化することで、バット全体のバランスが改善され、より速く振り抜ける。
- 振り抜きやすい設計
- 重心が手元に近くなることで、扱いやすくなり、特に中距離ヒッターにとって打球速度や飛距離のアップが期待できる。
- バットコントロールの改善にもつながる。
一方で、アウトコースのボールに対応しにくくなること・個人の感覚によってはフィットしないことなどデメリットもあります!

重心が手元に近くなるのは、「カウンターバランス」と同じ考え方ですね!
今後の展望と影響
定着する可能性
魚雷バットは、MLBでの成績を受けて、すでに各チームに広まり始めました!
特に打撃成績が好調な選手たちが使用しており、シーズンが進むにつれてその使用者はさらに増える可能性が高いです。
ただし、このバットはすべての選手に適応するわけではなく、スイングの特性やミートポイントに合わせた調整が必要になってきます。
選手ごとに個人差が出るため、全員にとって完璧なバットというわけではないことを考慮する必要があります。
それでも、投手側の対応が進化する中で、打撃面で新たな武器として定着する可能性は十分にあります!

慣れの問題もあり、恩恵を受けれるかは選手次第ということですね!
日本への影響
日本のプロ野球でも、投高打低の傾向が続いており、魚雷バットの登場は一定のインパクトを与えると予想されます!
ただ、シーズンの途中での使用容認だったこともあり、すぐに実戦で使用する選手はなかなか出てきていません。
しかし、MLBでの影響を受けて、少しずつ日本でも受け入れられていくでしょう!
パフォーマンスの向上が実感されれば、広がりを見せる可能性が高いです!
投手側の適応
魚雷バットの登場により、投手側も新たな対応策を考えることが求められます!
特に、内角攻めを控え、外角への変化球を多用するなど、投手の攻め方が変わる可能性があります。
このような戦術の変化は、打者と投手の間で新たな戦いの局面を生み出し、両者の戦術や技術の進化を促すことになると思われます。
投手もこの新しいバットに対応するために新たな配球方法や投球術を見出していくことになるでしょう!

スポーツの世界は「いたちごっこ」によって発展していくのが常ですね!
まとめ
今回は、魚雷バット(トルピードバット)について以下を中心に紹介してきました!
- 魚雷バット(トルピードバット)の概要
- 魚雷バット(トルピードバット)による影響
魚雷バットは、手元に芯を寄せた形状でスイングしやすく飛距離が伸びる新型バットです!
ヤンキースが使用し開幕直後に大量本塁打を記録し話題となりました。
特に中距離打者との相性が良く、多くのMLB・NPBの選手が関心を寄せています!
一方で、ヤンキースのジャッジ選手やドジャースの大谷選手のように使用に慎重な姿勢を見せる選手もいます。
魚雷バットによってパフォーマンスが向上するのか、使用が認められた日本でも普及していくのか、今後も注目が集まります!
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
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