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【プロ野球】クライマックスシリーズの仕組みとルール、注目ポイントをわかりやすく解説!

クライマックスシリーズ プロ野球
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クライマックスシリーズ(CS)は日本シリーズ進出をかけた短期決戦であり、レギュラーシーズンとは一味違う緊張感と戦略が魅力です!

短期決戦ならではの継投や選手起用、レギュラーシーズン下位チームが上位チームを倒す“下剋上”など見どころも豊富です!

本記事では、2つのステージが用意されているクライマックスシリーズの仕組みとルールについて解説していきます!

この記事でわかること
  • クライマックスシリーズの仕組み・ルール
  • 注目ポイント

クライマックスシリーズとは

概要

クライマックスシリーズ(CS)は、プロ野球のレギュラーシーズン終了後に行われる短期決戦です!

日本シリーズ出場チームを決定するためにトーナメント方式のプレーオフ制度として開催されます!

セ・リーグとパ・リーグそれぞれの上位3チームが出場します。

トーナメントは2位と3位が対戦するファーストステージ、1位とファーストステージ勝者が対戦するファイナルステージの2段階で実施されます。

ファイナルステージでは1位チームに1勝のアドバンテージが与えられます。

導入背景

クライマックスシリーズは、もともと消化試合の減少と興行面の活性化を目的に、2004年にパ・リーグで「プレーオフ」として導入されました。

このプレーオフが興行的成功を収めたことから、2007年よりセ・リーグにも導入され、名称も現在の「クライマックスシリーズ」となり定着しました。

これにより、シーズン終盤までクライマックスシリーズ進出争いが激化し、球界全体の盛り上がりにも寄与しています。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で、セ・リーグは中止、パ・リーグは1位チームと2位チームのみでの短縮開催となりました。

2025年のクライマックスシリーズ開催日程(予定)

  • ファーストステージ:10/11(土)~10/13(月)(予備日:10/14)
  • ファイナルステージ:10/15(水)~10/20(月)(予備日:10/21,10/22)

クライマックスシリーズの仕組みとルール

クライマックスシリーズの仕組みルールについて紹介します!

ステージの構成と各ステージのルール

クライマックスシリーズは、ファーストステージとファイナルステージの2段階から成るトーナメント方式です!

各リーグの上位3球団(1位~3位)が出場し、日本シリーズ進出を懸けて戦います。

各ステージのルール
  • ファーストステージ
    • 出場チーム:リーグ2位 vs 3位
    • 試合数:最大3試合
    • 勝ち抜け条件:先に2勝したチームがファイナルステージ進出
    • 引き分けの扱い:1勝1敗1分または3引き分けの場合、レギュラーシーズン2位が勝ち抜け
  • ファイナルステージ
    • 出場チーム:ファーストステージ勝者 vs リーグ1位
    • 試合数:最大6試合(1勝アドバンテージ込みで最大7戦相当)
    • 勝ち抜け条件:先に4勝(アドバンテージ1勝含む)
    • 引き分けの扱い:勝利数が同じ場合、レギュラーシーズン1位が勝ち抜け
アドバンテージ
  • ファーストステージ:2位チームは全試合をホームで行い、引き分けでも勝ち抜けになる条件がある
  • ファイナルステージ:1位チームに1勝のアドバンテージが与えられ、すべての試合をホームで開催、引き分けでも勝ち抜けになる条件がある

開催要項

クライマックスシリーズの試合に関するルールは以下のとおりです!

  • 開催時期:レギュラーシーズン終了直後から順次開催
  • 試合会場:すべて上位チーム(2位または1位)の本拠地球場で実施
  • 予備日:ファーストステージ1日、ファイナルステージ2日間のみ
  • 雨天決行の可能性あり:日程に余裕がないため、小雨でも試合を強行することがある
  • 予告先発:両リーグで採用。ただし、セ・リーグは試合前発表、パ・リーグは試合終了後発表と異なる

各種ルール・表彰

その他のルールや各表彰については以下のとおりです!

  • 延長戦・引き分けルール
    • 延長は最大12回まで
    • 同点の場合は引き分け扱い
    • 特殊ケースとして、後攻チーム(上位チーム)が引き分けでも勝ち抜けが確定する場合、12回裏を行わずコールドゲームで終了することがある
  • 出場登録・ベンチ入り人数
    • レギュラーシーズンと同様に、29人まで出場選手登録ができ、その中から25人までベンチ入りできる
    • 支配下登録されていることが前提
表彰
  • ファイナルステージ勝者=クライマックスシリーズ優勝チームとなり、日本シリーズへの出場権を獲得し、優勝旗が贈呈される。
  • MVP:優勝チームで最も活躍した選手が表彰される。
<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

3位チームがCSを勝ち上がって日本シリーズに進出することを下克上と言われており、過去にも複数回実現しています!
(2010年 ロッテ、2017年・2024年 DeNA)

注目ポイント

クライマックスシリーズの注目ポイントを紹介します!

  1. 短期決戦ならではの大胆な采配
    • 早めの継投(先発が好投でも疲れが見えてきたら早めに交代)
    • 調子が悪い選手は序盤でも交代し、流れが良くなるような采配が取れれる
    • シーズン中とは異なる“勝ちに徹した”戦術が展開される
  2. 勢いと試合間隔の影響
    • 上位チームは日程のブランクにより試合勘が鈍る可能性がある
    • 下位チームはファーストステージを突破した勢いそのままにCS突破もある
    • 「勢いの差」が勝敗を左右するケースも少なくない
  3. ラッキーボーイの出現に注目
    • シーズンでは目立たなかった選手が活躍するケースあり
    • 短期決戦ならではの“ヒーロー”が生まれやすい
    • 意外な選手の一打や好守が試合を決めることもあります

クライマックスシリーズは短期決戦のため、1試合ごとの重要度が高く大胆な判断が求められます!

また、試合勘のブランクや勢いの差が影響するケースもあり、流れをどうつかむかがカギです。

<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

短期決戦に強い選手・苦手とする選手がフォーカスされやすいです。

過去の成績

クライマックスシリーズの過去の成績について紹介します! ※2024年までの成績

過去5年のクライマックスシリーズ優勝チームとMVP】
※チーム名に続く括弧内はレギュラーシーズンの順位

年度セ・リーグMVPパ・リーグMVP
2024横浜DeNA
(3位)
戸柱恭孝
(DeNA)
ソフトバンク
(1位)
山川穂高
(ソフトバンク)
2023阪神
(1位)
木浪聖也
(阪神)
オリックス
(1位)
杉本裕太郎
(オリックス)
2022ヤクルト
(1位)
J.オスナ
(ヤクルト)
オリックス
(1位)
吉田正尚
(オリックス)
2021ヤクルト
(1位)
奥川恭伸
(ヤクルト)
オリックス
(1位)
杉本裕太郎
(オリックス)
2020開催中止表彰無しソフトバンク
(1位)
中村晃
(ソフトバンク)

レギュラーシーズン順位ごとのクライマックスシリーズ優勝回数

順位セ・リーグパ・リーグ
1位13回15回
2位2回2回
3位2回1回
<strong>まつ村長</strong>
まつ村長

やはり1位チームが最も多くクライマックスシリーズを制しています!

まとめ

今回は、クライマックスシリーズについて以下を中心に紹介してきました!

  • クライマックスシリーズの仕組み・ルール
  • 注目ポイント

クライマックスシリーズは、エンタメ性や興行面では大きな成功を収めている一方、スポーツとしての「公平性」や「レギュラーシーズンの意義」を巡っては、今も議論が続いています。

  • 賛成意見
    • 消化試合の減少:レギュラーシーズン終盤も順位争いが白熱し、最後まで見どころがある
    • ファンの関心維持:3位争いやクライマックスシリーズ自体が盛り上がる要因に
    • 興行面での貢献:観客動員やメディア露出が増え、球界全体の盛り上がりに貢献
    • 下剋上のドラマ性:2010年の千葉ロッテ(3位→日本一)のようなストーリーが話題に
  • 反対意見
    • レギュラーシーズンの価値低下:1位チームの長期的な努力が数試合で覆るリスク
    • 大差があってもCS進出可:勝率5割未満の3位チームが日本シリーズへ進出する例もあり得る
    • 公平性の問題:実力差が大きいにもかかわらず、短期決戦で一発逆転が起きる構造に疑問

クライマックスシリーズの要否について度々議論が行われており、仕組みの変更などが今後行われるかもしれません。

レギュラーシーズン最終盤にどのチームがクライマックスシリーズ進出争いを繰り広げるのか、日本シリーズへの出場権を手にするのはどのチームか注目しましょう!

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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