日本プロ野球(NPB)のホームランダービーは、オールスターの試合前に開催される名物イベントです!
セ・リーグとパ・リーグの強打者8名が出場し、トーナメント形式でホームラン数を競い合います!
試合前のアトラクションながら、優勝賞金や副賞も豪華で見どころ満載で楽しめます!
本記事では、出場者の選出方法やMLBとの違いなども含めて解説していきます!
- 日本プロ野球(NPB)のホームランダービーの概要
- ルールや見どころ
NPBホームランダービーとは
NPBのホームランダービーは、「オールスターゲーム」の試合前に行われる恒例イベントです!
セ・パ両リーグから選出された8名のスラッガーが出場し、トーナメント形式でホームラン数を競い、優勝者を決定します!(優勝者は「ホームランKING」の称号を手にします!)
このイベントは、かつては「ホームラン競争」として行われていたもので、2008年から現在の「ホームランダービー」に改称しています。
現在のルールは2018年から導入され、時間制の競技形式やファン投票による出場選手選出が特徴になっています!
優勝者には賞金100万円が贈呈されます!

ホームランを打つことに特化したイベントなので、スラッガー達の豪快なスイングや打球を楽しむことができます!
NPBホームランダービーのルール
NPBホームランダービーの具体的なルールについて紹介します!
出場条件・選出方法
出場者はセ・パ両リーグから各4名、計8名で、オールスター出場選手の中から選ばれます!
候補となるのは、
- 当年7月上旬時点で本塁打数7本以上の選手 または
- 前年シーズンで15本以上本塁打を記録した選手 となります!
候補者の中からファン投票によって選出され、怪我などで辞退した場合は次点選手が繰り上げ出場します。
対戦方式
トーナメント形式で行われ、オールスターゲームの第1戦・第2戦の試合前に分けて実施されます!
準々決勝・準決勝・決勝の計7試合が用意され、勝ち進んだ選手が優勝となります。
開催地の球団選手が出場する場合は、その球場でのトーナメントに優先配置されます。
ルール
1対1の対戦で、制限時間は2分間、球数制限はなしでホームラン数を競います!
安全配慮のため、前の打球が着弾してから次球が投じられることになっています。
同点時は1分間の延長戦が行われ、それでも同点なら「ファン投票数 → 今年のHR数 → 昨年のHR数」の順で勝者を決定します(決勝で本塁打0の同数は引き分けになります)。
2日間に分けて開催されるため、オールスターゲーム第1戦前のトーナメントで勝ち進んだ選手が体力的に有利・第2戦前のトーナメントで勝ち進んだ選手の方に勢いがあるなど、どのブロックに配置されるかも見どころです!

過去のホームランダービーでは、7アウト制でホームラン数を競う形式やリーグ対抗戦の形式などがありました。
MLB(メジャーリーグ)との違い
NPB(日本プロ野球)とMLB(メジャーリーグ)のホームランダービーの違いについて紹介します!
項目 | NPB(日本) | MLB |
---|---|---|
開催日 | オールスターの試合前 (第1戦・第2戦前) | オールスター前日 |
参加人数 | 8人(セ4人・パ4人) | 8人 |
選出方法 | ファン投票 (一定のHR数を条件とする) | オールスター出場者の中から、 成績や人気を考慮してMLB機構が選出 |
制限時間 | すべて2分間で統一 | 1回戦・準決勝は3分間 決勝は2分間 |
球数 | なし | 1回戦・準決勝は最大40球 決勝は最大27球 |
ボーナスルール | なし | あり |
対戦方式 | トーナメント | トーナメント |
賞金 | 100万円 | 100万ドル |
NPB(日本プロ野球)のほうが、シンプルなルールとなっていて、出場選手はファン投票で選ばれます。
MLBのホームランダービーについては以下の記事で詳しく解説しています!

対戦方式や制限時間などはMLBの形式と近くなってきています!
制限時間内でずっとスイングし続けるのは体力的に過酷だと想像できます…。
見どころ・楽しみ方
ホームランダービーの注目ポイントについて紹介します!
- 豪快なホームランと飛距離
- スラッガーたちが豪快なスイングで次々と打球をスタンドインさせる様子は圧巻です!
- ときにはスタンド上段への特大ホームランやこの打球で入るのか!?といった驚愕の打球も飛び出します!
- 本塁打王争いをしている選手の競演
- 出場する選手は当年の本塁打王争いをしている選手がほとんどです!また、過去に本塁打王のタイトルを獲得した選手も多く出場します。
- 選ばれた屈指のスラッガーの中で誰が一番飛ばすのか・一番多くホームランを打つのか、普段の試合では見ることができないイベントならではの対戦にも注目です!
- 誰が投手役を務めるのか
- 出場する選手によっては同じチームの選手に頼んだり、他のチームの選手に頼んだりと、投手役の人選も楽しみの一つになっています!

今年話題となっている選手などが投手役に指名されることもあり、イベントの盛り上がりに一役買う形になっています!
歴代優勝者
NPBホームランダービーの過去優勝者について紹介します!
年度 | 選手名 | チーム名 |
---|---|---|
2024 | 近藤 健介 | ソフトバンク |
2023 | 岡本 和真 | 巨人 |
2022 | レアード | ロッテ |
2021 | 吉田 正尚 | オリックス |
2020 | 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により未開催 |
まとめ
今回は、日本プロ野球(NPB)ホームランダービーについて以下を中心に紹介してきました!
- 日本プロ野球(NPB)のホームランダービーの概要
- ルールや見どころ
日本のホームランダービーはオールスターの前座イベントとして開催されます。
セ・パ両リーグからファン投票などで選ばれた8人の強打者が出場し、トーナメント方式で2分間の本塁打数を競い合います。
MLBとは異なり、2日間を通じた勝ち上がり形式が特徴となっています。
今年のホームランダービーにはどんな選手が選出されるのか、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしましょう!
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
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