【2024年】FA権新規取得見込みの選手リスト

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本記事では、2024年中に新たに国内・海外FA権を取得する可能性のある選手を一覧で紹介していきます!

各選手の推定年俸・ランク注目選手のプロフィール・特徴についても紹介しています!

本記事を読むことで、2024年シーズンオフにFA権を行使するかもしれない選手の概要を知ることができ、どこの球団に移籍するのか動向を楽しむことができます!

この記事でわかること
  • 2024年中に新たにFA権を取得見込みの選手
  • 国内FAの注目選手

ちなみに、2023年シーズンオフでは7名がFA権を行使しました。

  • 国内FA
    • 西川 龍馬:広島 → オリックス
    • 石田 健大:DeNA残留
    • 山崎 福也:オリックス → 日本ハム
    • 平井 克典:西武残留
    • 山川 穂高:西武 → ソフトバンク
  • 海外FA
    • 田村 龍弘:ロッテ残留
    • 松井 裕樹:楽天 → サンディエゴ・パドレス(MLB)

FAとは

概要

FAとは、フリーエージェント(Free Agent)の略称で、選手があらゆる球団と選手契約を結ぶことができる権利のことを指しています。

FA権未取得の選手は、毎年オフシーズンに所属球団と来季の年俸を決め、契約更改します。
しかし、FA権を取得・行使すると、他球団とも契約交渉が可能となります。

契約交渉の結果、所属球団に残ることも、他の球団に移籍することもできます。

FAは、国内FA海外FAの2種類があります。

種類内容取得条件
国内FA国内のあらゆる球団と選手契約を結ぶことができる権利合計8シーズンに達したとき
※2007年以降のドラフトで入団した大学生・社会人選手は、7シーズンで取得
海外FA海外を含めたあらゆる球団と選手契約を結ぶことができる権利合計9シーズンに達したとき
※それ以前に国内FAの権利を行使した場合を除く
※取得条件には、故障者特例措置などで日数を加算するなどの他の内容もあります。
引用:[NPB]フリーエージェントについて

1シーズン:セ、パ各リーグの年度選手権試合期間中に145日以上出場選手登録されたシーズン」となります。

ランクと補償内容

FAによって選手が移籍した場合、移籍前に選手が所属していた球団は、獲得した球団からその選手のランクに応じて金銭等の補償を受けることができます。

移籍する選手のランクは、移籍前に所属していた球団内の年俸の順位によって決まります。(外国人選手は除きます。)

選手のランクに応じて、移籍前の所属球団への補償内容が異なってきます

ランク年俸順位補償内容
Aランク1~3位旧年俸の80%の金銭 or
人的補償+旧年俸の50%の金銭
Bランク4~10位旧年俸の60%の金銭 or
人的補償+旧年俸の40%の金銭
Cランク11位以下金銭・人的補償ともになし

メリット・デメリット

FA権を行使するメリット・デメリットについて、紹介します。

  • 子供の頃から好きだった球団・地元の球団・優勝を狙える球団に移籍するチャンスが生まれる
  • より高額の年俸、より長期の契約を結ぶことにより安定した環境が得られる
  • より出場機会の多い球団に移籍することができる
  • 契約年俸の上限は昨年の年俸と同じになるため、単年でみると年棒アップが期待できない
    (契約年数や出来高払い、2年目以降の年俸の上昇に制約はありません)
  • どの球団も獲得しない場合があり、所属球団を失う可能性がある

移籍前に所属していた球団は、FA移籍によって空いてしまったポジション/戦力の穴埋めや補強を検討する必要が出てきます。

獲得した球団は、戦力は増強されますが、人的補償により若手有望株の選手が流出する・ポジションが埋まることにより若手の成長機会が減るなどのデメリットが考えられます。

FA権新規取得見込み選手一覧

ここから、2024年中に新しく国内・海外FA権を取得する可能性のある選手を紹介します。

※既にFA権を行使済みの選手、2024年開幕時点でFA権を持っている選手を除きます。

(選手名/2024年開幕時点の年齢/ポジション/2024年推定年俸/ランク/備考)

国内FA権

国内FA権を新たに取得する可能性のある選手は27名です。

阪神タイガース
大山 悠輔29内野手2億8000万Aランク
青柳 晃洋30投手2億1000万Bランク
坂本 誠志郎30捕手7000万Cランク
糸原 健斗31内野手7000万Cランク
原口 文仁32内野手3100万Cランク
広島東洋カープ
該当者なし
横浜DeNAベイスターズ
筒香 嘉智32外野手3億Aランク3年契約の1年目
佐野 恵太29外野手1億5500万Bランク
京田 陽太29内野手5000万Cランク
読売ジャイアンツ
大城 卓三31捕手1億3000万Bランク
高梨 雄平31投手1億2000万Bランク
重信 慎之介30外野手3300万Cランク
東京ヤクルトスワローズ
高梨 裕稔32投手3500万Cランク
中日ドラゴンズ
木下 拓哉32捕手6800万Bランク
岩崎 翔34投手2800万Cランク
福谷 浩司33投手2000万Cランク
岡田 俊哉32投手1000万Cランク
オリックス・バファローズ
山岡 泰輔28投手9000万Bランク
西野 真弘34内野手2300万Cランク
千葉ロッテマリーンズ
西野 勇士33投手8500万Bランク
福岡ソフトバンクホークス
有原 航平31投手5億Aランク3年契約の2年目
甲斐 拓也31捕手2億1000万Bランク
石川 柊太32投手1億2000万Cランク
牧原 大成31内野手1億Cランク3年契約の1年目
東北楽天ゴールデンイーグルス
酒居知史31投手5600万Cランク
田中和基30外野手2100万Cランク
埼玉西武ライオンズ
該当者なし
北海道日本ハムファイターズ
玉井 大翔31投手7100万Bランク
石井 一成29内野手3000万Cランク
江越 大賀31外野手2200万Cランク

海外FA権

海外FA権を新たに取得する可能性のある選手は15名です。

阪神タイガース
岩貞 祐太32投手1億Bランク
広島東洋カープ
野間 峻祥31外野手6800万Cランク
中崎 翔太31投手5500万Cランク
上本 崇司33内野手4100万Cランク
磯村 嘉孝31捕手2600万Cランク
横浜DeNAベイスターズ
森 唯斗32投手5000万Cランク
読売ジャイアンツ
該当者なし
東京ヤクルトスワローズ
田口 麗斗28投手1億7500万Aランク3年契約の1年目
中日ドラゴンズ
松葉 貴大33投手5000万Cランク
田島 慎二34投手3500万Cランク
加藤 翔平33外野手2300万Cランク
オリックス・バファローズ
若月 健矢28捕手1億2000万Bランク複数年契約
千葉ロッテマリーンズ
中村 奨吾31内野手2億Aランク4年契約の2年目
石川 歩35投手1億1000万Bランク
岡 大海32外野手7000万Cランク3年契約の1年目
福岡ソフトバンクホークス
武田 翔太30投手1億5000万Bランク4年契約の3年目
東北楽天ゴールデンイーグルス
該当者なし
埼玉西武ライオンズ
該当者なし
北海道日本ハムファイターズ
該当者なし

国内FA注目選手

2024年中に新たに国内FA権を取得する可能性のある選手のうち、目玉候補の選手を7名紹介します。

大山 悠輔【阪神タイガース】

投打右投げ右打ち
生年月日1994年12月19日
身長/体重181cm/94kg
ドラフト2016年 ドラフト1位
経歴つくば秀英高-白鴎大-阪神
獲得タイトル最高出塁率(2023)
ベストナイン(2023)
ゴールデングラブ賞(2023)

2023年は全試合に4番で出場して最高出塁率のタイトルを獲得しています。

2020年にはキャリアハイとなる打率.288、28本塁打、85打点の成績を残しています。

6年連続で2桁本塁打を放っている右のスラッガーであり、一塁・三塁・外野もこなすことができるので、補強ポイントに合致する球団も多く争奪戦が予想されます。

右の長距離砲が補強ポイントとなる球団は、中日・楽天・西武あたりが考えられます。

ただ、人気球団の阪神から出ていく例は少ない・年俸が高いこともネックになりそうで、移籍の可能性は低いと見られています。

青柳 晃洋【阪神タイガース】

投打右投げ右打ち
生年月日1993年12月11日
身長/体重183cm/83kg
ドラフト2015年 ドラフト5位
経歴川崎工科高-帝京大-阪神
獲得タイトル最高勝率(2021,2022)
最優秀防御率(2022)
最多勝(2021,2022)
ベストナイン(2022)

2023年は8勝するも防御率4.57と不調でしたが、2021・2022年にタイトルを獲得するなど実績は十分です。

変則フォームの投手であり、年間を通して先発ローテーションを担える選手なので先発が不足している球団は獲得に動く可能性があります。

先発投手が補強ポイントとなる球団は、ヤクルト・中日あたりが考えられます。

ただ大山選手と同様に、人気球団の阪神から出ていく例は少ない・年俸が高いこともネックになりそうで、移籍の可能性は低いと見られています。

佐野 恵太【横浜DeNAベイスターズ】

投打右投げ左打ち
生年月日1994年11月28日
身長/体重178cm/88kg
ドラフト2016年 ドラフト9位
経歴広陵高-明治大-DeNA
獲得タイトル首位打者(2020)
最多安打(2022)
ベストナイン(2020,2022)

2023年は打率.264、13本塁打と不調でしたが、2020年から3年連続で打率3割を記録するなど勝負強いバッティングで打率を残せるヒットメーカーです。

2020年にはキャリアハイとなる打率.328、20本塁打、69打点の成績を残しています。

左の巧打者が補強ポイントとなる球団は、広島・巨人・楽天・西武あたりが考えられます。

大城 卓三【読売ジャイアンツ】

投打右投げ左打ち
生年月日1993年2月11日
身長/体重187cm/90kg
ドラフト2017年 ドラフト3位
経歴東海大相模高-東海大-NTT西日本-巨人
獲得タイトルベストナイン(2020,2023)

2023年の第5回WBCの日本代表にも選出された攻守で高いレベルを誇る捕手です。

2023年は自己最多134試合に出場し、キャリアハイとなる打率.281、16本塁打、55打点の成績を残しています。

近年の日本球界では打てる捕手は希少であり、複数の球団が獲得に動く可能性があります。

また、一塁手での起用も増えており、捕手としての出場機会を求めてFA権を行使することも考えられます。

山岡 泰輔【オリックスバファローズ】

投打右投げ右打ち
生年月日1995年9月22日
身長/体重172cm/68kg
ドラフト2016年 ドラフト1位
経歴瀬戸内高-東京ガス-オリックス
獲得タイトル最高勝率(2019)

縦に鋭く変化するスライダーが武器で、入団から先発ローテーションを担ってきた投手です。

2019年には26試合(170回)に登板し、キャリアハイとなる13勝4敗、勝率.765、防御率3.71の成績を残しています。

2023年途中にはリリーフへの配置転換となりましたが、優秀な成績をマークしています。

先発・リリーフどちらでも高いパフォーマンスを発揮できる好投手であり、FA権行使となれば争奪戦となる可能性があります。

石川 柊太【福岡ソフトバンクホークス】

投打右投げ右打ち
生年月日1991年12月27日
身長/体重185cm/88kg
ドラフト2013年 育成ドラフト1位
経歴総合工科高-創価大-ソフトバンク
獲得タイトル最高勝率(2020)
最多勝(2020)

大きく鋭く曲がるパワーカーブが武器で、2度の2桁勝利など実績十分の投手です。

2020年には11勝3敗、勝率.786、防御率2.42の好成績を残し、タイトルを獲得しています。

先発やロングリリーフなどあらゆる起用法に応えることができ、イニング数も稼いでくれるためチームにとっては貴重な戦力となります。

補償が必要ないCランクという点でも、FA権行使となれば獲得を検討する球団は多いと見られています。

甲斐 拓也【福岡ソフトバンクホークス】

投打右投げ右打ち
生年月日1992年11月5日
身長/体重170cm/87kg
ドラフト2010年 育成ドラフト6位
経歴楊志館高-ソフトバンク
獲得タイトルベストナイン(2017,2020,2022)
ゴールデングラブ賞(2017~2022)

2023年の第5回WBCの日本代表にも選出され、“甲斐キャノン”と呼ばれる強肩を誇る捕手です。

6年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、キャッチングやブロッキングなど守備面の評価が非常に高い選手です。

2023年には2桁本塁打を放つなど、パンチ力のある打撃も持ち味です。

捕手の育成には時間がかかることから、実績のある捕手が欲しい球団が獲得に動く可能性があります。

ただ、地元球団であること・チームからも高い評価を得ていることから移籍の可能性は低いと見られています。

まとめ

今回は2024年中に新しく国内・海外FA権を取得する可能性のある選手の一覧と注目選手7名について紹介しました。

国内FA権は27名、海外FA権は15名の選手に取得の可能性があります。

今回紹介した選手がFA権を取得するのか注目しつつ、シーズンオフのFA戦線を楽しみに待ちましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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