【プロ野球】12球団合同トライアウトとは?参加資格や実施形式を解説!

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日本プロ野球でオフシーズンに開催される「12球団合同トライアウト」について解説していきます!

プロ野球の合同トライアウトの内容を詳しく知ることで、オフシーズンの選手の動向に注目することができます!

この記事でわかること
  • プロ野球 12球団合同トライアウトの内容

12球団合同トライアウトとは?

概要

12球団合同トライアウトとは、全12球団が合同で実施する自由契約選手を対象としたトライアウト(入団テスト)のことです。

2001年より戦力外選手の移籍機会を平等にするため、NPB主催で開催されるようになりました。

戦力外通告とは、各球団が所属している選手に対して「来シーズンの戦力構想から外れている」旨を宣告するものです。(以下の記事で解説しています)

戦力外通告を受けた選手にとって、現役続行の最終手段となっています。

2024年の開催日は、11月14日@ZOZOマリンスタジアムです。

参加資格・参加上限

12球団合同トライアウトの参加資格は以下となります。

参加資格
  1. 1度でも日本プロ野球機構(NPB)に所属経験がある選手
  2. 現状が自由契約である選手

一度でも日本プロ野球の球団に所属したことがある選手なら参加することが可能です。

そのため、独立リーグのユニフォームを着ている選手や過去所属時のユニフォームを着ている選手も参加しています。

2019年より、同一選手による参加回数の上限は2回までに定められました。

観戦

12球団合同トライアウトは、基本的には一般のファンも観戦することが可能です。

運営はその年の担当球団となるため、各球団サイトからチケットを購入することになります。

ただし、雨天などで室内練習場で実施される場合などは非公開となります。

トライアウトの流れ

12球団合同トライアウトの流れについて解説します。

トライアウトの流れ
  1. 参加選手のテスト実施(試合形式)
  2. トライアウト終了後、一定期間以内に選手へ電話で通知
  3. 契約

支配下/育成契約を結ぶ場合もあれば、キャンプへの参加・追加の入団テストを経て契約に至る場合もあります。

実施形式

トライアウトのテスト形式は、「シート打撃形式」で実施されます。

  • ピッチャー3人のバッターと対戦する
  • バッター7人のピッチャーと対戦する(7打席与えられる)

限られた対戦の中で、選手は自らの実力をアピールすることになります。

シート打撃形式:試合と同様に守備がついた状態でのバッテイング形式のこと。

厳密なルールは決められておらず、参加人数や時間の都合から「カウント1ボール1ストライク」から始まったり、3アウト制ではなかったりします。

2023年は、「1ボール1ストライク」から始まる形式でした。

過去の合格率

12球団合同トライアウトの過去の合格率について紹介します。

開催年参加者合格者合格率
201943名3名7%
202057名6名11%
202133名1名3%
202249名4名8%
202359名2名3%

トライアウトを受けることなく再契約が決まる選手もいますが、合格率は一桁台となっており、合格はかなり狭き門と言えるでしょう。

まとめ

今回は、日本のプロ野球の12球団合同トライアウトについて以下の点を中心に解説してきました!

  • 12球団合同トライアウトの内容
    • 参加資格
    • 実施形式
    • 過去の合格率

トライアウトはテレビ番組で取り上げられるようになり、関心を集めるようになってきています。

しかし、トライアウトに参加せず契約が決まる選手がいることなど、形骸化している側面もあることから2024年限りで廃止すると報じられました。

選手にとって、一つの区切りとなる場でもあったため、別の形で開催が継続するといいですね。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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